美男美女は損である

 

フラれることについては詳しい

 

「この人が好きだ!」

そう思って僕は近づく。

たくさん話かけて色んなことを聞く。

好きだ。告白する!

あるいはそこまでいかないにしても、

少しずつ好意をアピールする。

が、フラれる。

そして思う。

「いや別にあいつ顔が良いだけだったわ。

性格とか趣味とか全然合わんし」

 

それは負け犬の遠吠えだし、

言い訳だし、合理化だ。

でもまあこの現象について考えてみた。

 

美男美女の立場に立つ

 

美男美女の目線に立ってみる。

引く手あまた、

選び放題、

そう考えることもできる。

だがしかしその実態は有象無象だ。

 

見た目に釣られただけの浅はかな男たち。

タチの悪いことに、

男自身も「確かに見た目で一目惚れした。

けど俺はこいつの中身を愛してる。」

そう思い込んでいる。

 

そんな枯れ木の山から必死に、

運命の相手を見つけたとする。

だがしかし、そんな相手も、

「思ってたんと違ったわ、

じゃあな✋」

そうなりかねない。

他に選択肢があっただけに、

あの時他のあの男を選んでおけば…!

そう後悔することもあるだろう。

 

 

豊かさとは与えられる物の多さだ

 

その点ブスはまあ平和だ。

必死こいて好きな相手にアピールし、

フラれ、自己研究し、

(就活みたいだ)、

なんとか内定をゲットする。

 

あまり贅沢は言えない。

 

 

そもそも恋愛とは何か。

相手に何かを期待するのは愚かだ。

 

物をたくさん持っているのが豊かなのではない。

それはたくさんお金を使った証明でしかない。

 

豊かさとは、たくさん与えられる物を持っていることだ。

それを証明するのは簡単じゃない。

ただ、余裕があり、

人に優しくできる。

それこそが豊かさなのだ。

 

僕は豊かだろうか?

 

僕は色んな本を読み、

色んなことを考え、

そして発信してきた。

 

それはもしかしたら求められてなかったかもしれない。

大きなお世話かもしれない。

 

僕はあまり金持ちではない。

お金じゃないものはとても与えやすい。

 

僕は豊かになれただろうか。

そして豊かになれるだろうか。

美男美女になれないのは残念だが、

豊かにはなりたい。

 

そう願う。